« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »

2012年10月27日 (土)

光琳菊のデザイン

先日母が参加したお茶会のお菓子が「光琳菊(こうりんぎく)」

を形にしたものでした。

01

尾形光琳が装飾的に表現した菊の花をモチーフにした、菊のデザインです。
簡略化されていて、お菓子の形等に良く使われます。
楕円を書いてその中央にぽちっと色をのせる。かわいいですね。
Korin_s

植物を簡略化した形は良くお茶では見かけます。
もう一つよく見かけるのは、「利休梅(りきゅうばい)」。
利休遺愛の黒棗の仕覆の紋が元になっています。
Rikyubai_s

植物の特徴をつかんで、それを極限まで簡略化する。
ピクトグラムを思い出してしまった。
見る人も実際の梅の形、菊の形を知っていることが前提。
文化に基づく実物の共通認識で、機能する言葉みたいなものだと思いました。

「雪輪」=雪の結晶、「麻の葉」=麻の葉っぱ、「海松丸紋」=海藻、などなど、実物と文様を見比べると面白いなぁ。

追伸:光琳菊のお菓子の餡は、かぼちゃ餡。私は生まれて初めて食べました。何故かぼちゃなのか?それはもうするハロウィンだからだそうです。柔軟に海外の文化を取り入れて、それも楽しんでいるのがいいですね〜

02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月26日 (金)

芋名月、栗名月

すっかり秋も深まって、夜空がきれいに見えますね。

先月9月30日は十五夜でしたね。この時のお月様を「芋名月」と呼んだりします。なので、お月見の頃のお菓子屋さんには、里芋をモチーフにした和菓子が並んでいます。なぜ「里芋」なのか。それは、ちょうど頃に里芋が収穫されるからです。収穫した里芋をお月様にお供えしていました。そしてその里芋から丸いお団子の形が来ているんですね。

Img_4463
去年、江戸東京たてもの園で見たお月見飾りが素敵でした。
やはり、お盆の上には里芋やさつま芋がお供えされています。

そして、今年の10月27日は十三夜です。
こちらのお月様は「栗名月」。

この時期には栗が収穫を迎えます。今お菓子屋さんには、栗羊羹、栗きんとん、栗饅頭等さまざまな栗のお菓子が並んでいますね。今私が狙っている栗羊羹は、紫野和久傳の「月あかり」羊羹なのですが、栗きんとんを丸めて、羊羹の中に入っています。羊羹を切ると、切り口に栗きんとんの円が現れます。それが夜空に浮かぶ満月のように見えます。

今年は食べたいなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月23日 (火)

秋のお茶会

秋はいろいろなところでお茶会が開催されていますね。

先日は、私のお茶に参加してくださっているお二人と一緒に、府中郷土の森でのお茶会に行ってきました。お二人は初めてのお茶会参加だったので、色々興味深かった様子だったので、良かったです。

お茶室の中では撮影ができないので、写真で紹介することができません。(すいません)薄茶2席、濃茶1席の合計3席でした。

お茶会の楽しみとは、会の趣向ですね。
お道具の取り合わせや、お花、掛け軸、そしてもちろんお菓子。

昔先生が、「黒文字が100本集まるくらいお茶会に出席しなさい」と仰っていたのを思い出しました。黒文字は、主菓子を頂く時の楊枝。人数分がお菓子器とともに出されます。それは自分用なので、持ち帰れます。その楊枝に日付と会名を書いて取っておく。と教わりました。でも私たちが参加した今回の様な大人数のお茶会の時には、皆さん持ち帰らずお菓子器に返していますね。

なので、黒文字を持ち帰れるのは、少人数の「お茶事」だったりするのかしら。
お茶事に出席できる機会も少ないから、100本集めるのはなかなか時間がかかりそうですね。とはいっても、場数を踏むのも大切なので、また他のお茶会の機会に積極的に参加していきたいと思います!

そういえば、昔日付も記入して黒文字を集めていたんだけど、どこにいったんだろう・・・もちろん100本にはほど遠いですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月17日 (水)

日本民芸館の新館長

プロダクトデザイナーの深澤直人さんになったのですね。
遅ればせながら知りました。意外だけど、納得。
http://www.mingeikan.or.jp/

就任の挨拶に感動しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月12日 (金)

茶壺の紐結び

来月私の通っているお稽古で「口切りの茶事」の稽古をする話があります。
なので、ちょっとそわそわ。

11月はお茶のお正月。5月に摘まれた茶葉を茶壺で熟成させます。11月に壷から出し抹茶にします。なので、その年の新茶の抹茶が11月に初めて味わえます。
茶葉を入れている茶壷は、口の部分が割り印有りの和紙で封をされています。その口を切るので、「口切り」。その壷がこちら。(去年に床の間に出した時の写真です。あまり上手ではありませんが・・・)
2012_10_2

鮮やかな朱色の紐を使い、3種の結び方で壷を飾ります。
この結び方の稽古も、11月の恒例。この飾りは美しさだけではなく、実用も兼ねています。正面の部分は、封をされた口に布を掛けて上から紐で結んでいます。

なぜ稽古も必要な程、複雑な結び方をするのか。それは、結び方が暗証番号。セキュリティとしての実用があるそう。伝授された者でないと、結べない。外部の者がこっそり開けてお茶を盗み、何も無かった様に蓋をしておくことができないようになっています。

見た目にも美しく、実用性もある。うーん、すばらしいアイデア!
こういう事が知れるのが、私がお茶が好きな理由なんですよね〜。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月 4日 (木)

畠山記念館の展示

この間初めて畠山記念館へ行ってきました。
Img_6133
開催していたのは、

夏季展「ふしぎ発見!茶道具と銘をめぐる物語」

お稽古でも、茶碗や茶杓に銘を考える時があって、いつも先生に頼ってばかり(苦笑)。それが少しでも改善できればいいなと思い、足を運びました。

展示もさることながら、場所が素敵でした。
緑が多く、住宅街の中なのでとても静か。建物は緑の多いお庭の先。
Img_8665

チケットを買う受付の前に、ちょっとした驚き。
この美術館は、玄関で室内履きに履き替えます。当日は夕立があったので、雨に濡れた服を拭えるように、

白いタオルがバスケットに用意されていました。心遣いで、お家に招待されたような気分になりました。

会場ではお茶室でお抹茶がいただけます。
展示作品もよかったですが、場所と会場の雰囲気がとても素敵なのが印象的。

ショップでこの本を買いました。畠山記念館館長が「和楽」での連載をまとめた本です。
Img_7442

ちなみに展示では、銘についてはそこまで詳しく知れなかった様な。。もっと深く見ると分かるのかな?でも、夏に合わせた銘のお道具を多く拝見できたので良かったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »