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2013年5月30日 (木)

洗える帯を買ってみました

私の行っているお稽古で、いつも着物でいらっしゃる方がいます。

元々は着物が好きでお茶を始めたそうで、小雨であっても風が強くても、必ず着物を着ていらっしゃいます。聞いてみると、お出かけや旅行も着物で行かれて、自分の着やすい方法を編み出しているそう。なのでかなり着慣れている様子なんです

私「素敵な着物ですねー」
彼女「これ洗える着物で、この帯も洗える帯なんです」

このとき、洗える帯の存在を初めて知りました。

私が着物で気になるのは、汚れたらどうするか。これがあるから、気軽に着物でのお出かけをしなくなっています。クリーニングにもお金かかるし。でもクリーニングしないと汚れから着物が変色してしまうし。。その気になっていることを解消してくれるのは、「洗濯機で洗える事」

本来の着物の美しさは絹、綿、麻等の素材感も大きく関連しています。洗える呉服のポリエステルと比べれば、もちろん自然素材のほうがきれいで着心地も良いです。でも、洗える呉服がある事で着用が気軽になったのも事実で、それぞれの良い所をTPOに合わせて使い分けたら着物ライフをより楽しめるんじゃないかな。それを彼女から教えてもらいました。

そして早速、銀座の呉服店で洗える帯を買ってみました。やはり白いほうが、「洗える」利点を使えると思い、麻の葉地模様が入っている白い帯を買ってみました。
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袷用なので、秋にはワンピース気分で着物を気軽に着てお出かけできるかなー。

そして、洗える道行きも存在するそうで、道行きこそ汚れるし気軽に洗いたいので、ぜひこの秋には洗える道行きも購入します!

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2013年5月27日 (月)

初風炉のお菓子

5月、風炉になって初めてのお茶。

最近は夏の様な日が続いていたので、風炉のありがたさが分かりました。お釜も火も小さめの風炉だと、茶室が暑くならずに済むんです。蓋置きや柄杓も風炉用にちょっと小サイズ。お道具も軽やかな感じです。

炉から風炉になった事で、使う道具も変わり、もちろんお菓子も変わります。

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葛等を使った、透明感のある涼やかなお菓子になります。今回使ったのは、「水ぼたん/鶴屋吉信」。見た目もさることながら、餡もさっぱりすっきり食べられる、甘さ控えめな味付け。きれいで美味しかった。

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2013年5月22日 (水)

国宝燕子花図屏風を拝見してきました。

5月の中旬、青山の根津美術館に行ってきました。一度も拝見したことがない「尾形光琳 燕子花図屏風」目当てです。

美術館の入り口のところに、「けさのカキツバタ」という看板がでていて、ちょうど先週あたりに満開になった庭のカキツバタの写真が貼ってありました。天気もいいし、屏風を見てからぜひ庭散策でもしようとおもって、とりあえず、展示会場へ。

尾形光琳の燕子花図屏風以外の作品も良かったです。草花が描かれている屏風には、草花以外のもの:土、石、水辺など描かれておらず、草花だけにフォーカスしているのが印象的でした。燕子花図も、燕子花のみ。黄金の池からすっと伸びるシャープな葉や花がよかったです。

そのあと、庭園のカキツバタを見にいきました。庭は緑が濃く葉も大きく広がり、木陰が気持ちいい。少し歩き、遠くの池に紫色の花が見えました。池全体ににカキツバタが…。

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「きれい」と思わず声にだしてしまう美しさ。緑の中に紫色が映え、風も無く、時が止まったかの様な凛とした佇まいでした。カキツバタが咲く季節、尾形光琳もこの季節の自然の色や太陽光に感動して、燕子花図屏風を描いたのかな。

花は一年の中で短い期間しか見られません。自然の中にある花が咲くのを楽しみに待つ気持ちや、この時期だけの見え方に感動する事。私にとって、国宝の屏風よりも、その日その時間でみた池に咲いているカキツバタが印象に残りました。

カキツバタが咲く時期に燕子花図屏風を公開するのは、いいですね。

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2013年5月17日 (金)

道具を大切にする先生

私には習っている(た)2人のお茶の先生がいます。
その2人に共通していることは、道具を大切にすること。

長年お稽古に使っている道具は、

傷が付いてしまう事は良くあります。
その傷ついた道具をどうするのか。2人の先生の解決策が私は好きです。

道具が傷ついた時、思いつくのは
>その道具を物置の奥に入れて使わない
>捨て、また新しいのを買う
>傷つく前と同じ様に解らない様に直す 等

でも、それら以外の方法もある事を教えてくれました。

一人の先生のお宅の襖。柄は青、白、金色の千鳥が下から群れで飛び立った様子を表していました。「素敵だな〜」と思っていたら、実はそれが、襖に穴をあけてしまった後の穴隠しのために貼っているものでした。穴を塞いでいるのは2、3の千鳥型の紙ですが、それ以上にたくさん貼り、まるで海から群れが飛び立ったような風景になるようにデザインしていました。

2、3の穴の為に襖一枚を張り替えるのは労力がいります。それに対して穴をふさぐ型を何枚か切りとるのは、そこまで大変ではないと思います。そして、何色にしようか、なんの形にしようか、全体のデザインはどうしようか。と考えるのも楽しそうですね。

もう一人の先生はお稽古の道具。竹製無地の茶色い蓋置きの一部に、目立つ引っ掻き傷のような線が数本ありました。そして、「この傷、もうちょっと自分で足すと笹の葉のように見えてきて、鳥獣戯画みたいに出来ないかしら。」と。柔軟な発想で引っ掻き傷が鳥獣戯画風に。

竹に茶色い色が彩色してあるので、傷が出来たときに、同じような色絵の具で丁寧に上から塗ってしまう事も可能でしょう。でも、出来た傷にもっと傷を付けて他の絵にしてしまう。傷ついて「残念」な気持ちにもなりますが、それを「どうするか」と考えるのはいいと思いました。

私の2人の先生が言っていました。
「ほら、こうしたら傷も活かせるでしょ。」

昔の茶碗が割れた時も金継で元の形に継ますが、割れた所に金の線が入って、それもまた景色になる。傷ついた道具を工夫により新しい印象にしていくのも、お茶の楽しい所なのかもしれません。

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2013年5月14日 (火)

津軽こけし館に行ってきました

青森に行った時にぜひいってみたかったところ。それは「津軽こけし館」。

こけしは東北地方で昔から作られて来た木地玩具です。「こけし=子消し」という話を聞いた事がありましたが、昔の記録ではそういう事実は無いらしく、昔からの子供の玩具です。

シェイプ、カラーリングで異なるデザインがあり、「津軽系」「鳴子系」「山形系」等と東北地方の地域ごとにカテゴライズされています。様々な形のこけしが5000本展示されていて、圧巻です。

津軽こけし館で斬新だったのは
>白黒こけし
>無地(絵が描かれていない)こけし

白黒は渋い。これは形と彩色のモチーフから「津軽系」。津軽系は、肩の部分がアイヌの伝統柄です。
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で、もう一つの無地にいたっては、現代彫刻みたいで美しかった。無地は岩手県の「南部系」。これは売ってたらほしかった!


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南部系は残念ながら、撮影するの忘れたのでこのサイトのスクリーンショットを引用します。

こけし館、たのしかったー。

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2013年5月 8日 (水)

白神山地十二湖の茶屋で一服

連休に青森県と秋田県へ行ってきました。今年は例年よりも気温が低くかったそうで、桜も開花したばかり。一本の木に数輪咲いている感じです。例年よりも一週間くらい開花も遅れた様子でした。

この旅で印象に残ったのが、世界遺産白神山地の十二湖。多くの湖をハイキングで巡ることができます。有名な青い湖の「青池」
もその一つ。
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山地内には、先月に先生から茶花としていただいた植物も生息してい
ました。

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手前がニリンソウ
この花は先生の庭から移植し、いまは家のプランターで元気にしています。でも、こんな自然の中で生きる方が花にとっては幸せなんだろうな。奥がエンレイソウ。

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ブナ林を抜けて
その終わりには、十二湖庵という茶屋がありました。敷地には「十二湖 長寿の水」という名水が汲める場所があり、そのお水を使って休んでいる人に無料で薄茶と落雁を出していらっしゃいました。落雁は秋田のお菓子「諸越(もろこし)」。歩き疲れたときに、目の前の湖を眺めながら、甘い諸越と暖かいお茶を頂く。「なんてうれしいサービスなんだろう!」と感動しました。

そして、茶屋の隅
には「皆様のおこころざしで、抹茶とお菓子を買う費用にしています」の文字が。

寄付でこのサービスが続いているんだなと、また感動。

お金を入れる際、箱に落ちる音を聞いたらとってもたくさん入っている音。「ああ、みんな感動して、寄付しているんだなー」と、
またまた感動

皆の感動の気持ちで長くこのサービスが続い
たらいいなそして、自然が美しい白神山地もずっと残っててほしい。

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2013年5月 1日 (水)

風炉の灰型

4月の最後の週末、先生のお宅で道具の出し入れのお手伝いをしてきました。

4月まで使っていた炉から5月から使う風炉へ変わる際、道具がいろいろと変わります。火の位置が変わるので、炉の灰を片付けて、風炉に炭を入れる準備をします。(自宅の茶室はマンションなので炉、風炉共に電気です。灰や炭の事が出来ないのが残念です。)

炉の灰は、半年使った分の細かい炭の破片が残っているので、ふるいに掛けて取り除きます。そして、番茶で湿らせて、茶色い色をつけて、大切に11月の炉開きまでお休みさせます。

風炉の準備は灰型を作るのがメインイベント。
写真は私が担当させてもらった「遠山」という型です。

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土風炉に灰を盛り、灰で向こうに山がある風景を作っていきます。ざっくりとバランスを決めて形をつくったら、灰匙で面を撫でます。
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息を止めてすっと灰匙を動かすのは、緊張感があり精神統一できます。
(まだまだきれいではありませんが、以前よりはよくなっていると信じて。)

出来上がった灰型の炭が入る底に、八卦の水を表す「坎」を描きます。
炭火の陽に水の陰で対して火を鎮め、安全を願うという意味があります。

風炉のお稽古も楽しみです♬

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