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2013年9月27日 (金)

相良刺繍の色打掛

美しい秋晴れの日、学生時代からの友人の結婚式に出席させていただきました。

彼女は最近着物に興味があって、その流れで挙式も披露宴も和服の「和装婚」に。結婚式の半年以上前から着付け教室にも通っていました。当日までに着物に慣れて、所作や立ち居振る舞いも覚えたいというのが希望でした。

結婚式前だとよく、ダイエットやエステを半年以上前から頑張って、完璧な見た目を実現する女子はよく聞くけど、和装の為に、着付け教室に通い所作を美しく、という彼女の姿勢に感動しました。

結婚のお祝いと共に、裏テーマでは着付け教室の成果も披露する式になりました。

素敵な白無垢と豪華な色打掛をチョイスして、立ち居振る舞いも完璧でした。希望がかなって良かったね。この色打掛が「相良刺繍」で四季の草花と鶴が刺繍された、美しいものでした。(携帯カメラなので、刺繍詳細までは見られませんね。。雰囲気ということで。)
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「相良刺繍」は糸で結び玉を作って、それを縫い付けていく細かい作業の刺繍。糸が玉になっているので、細かいビーズ刺繍のように緻密で立体的な見た目がとても魅力的な刺繍です。

私も自分の昨夏の結婚式時、白無垢で「相良刺繍」の物を羽織らせていただきました。素晴らしく着物として美しかったけど、残念ながら私には似合わなかったです。。

玉結びを縫い付けるので、布の表面に厚みが出ます。私は背が低いので、厚みの出た打掛を羽織ると、どうにも野暮ったくなってしまって。。あと、糸が詰まっているので、初夏にはちょっと見た目的に重いかなーと。(物理的にも糸の使用量が多いのでとても重いですが。)

私があきらめた「相良刺繍」を友人が素敵に着こなしていたのは嬉しかったです。背が高くスリムな彼女にはボリュームもいい重厚感になって、秋のしっとりした空気にぴったりの衣装でした。

いつかは「相良刺繍」を纏ってみたいので、その時は帯でチャレンジしてみようかな。

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2013年9月24日 (火)

九月のお菓子

九月も後半になって、暑かった夏を忘れてしまうような涼しい日がありますね。先週は、「お月見」と「お彼岸」がありました。

お月見の頃に和菓子屋さんに寄ったので、月見団子をみていたら、その隣にあったお彼岸のおはぎに目が止まり、おはぎを購入。お月見をスキップしてお彼岸に突入してしまいました。

中学生の頃に通っていたお茶の先生は、この時期におはぎを手作りしてくださり、それをお菓子にしてお稽古をしていました。九月後半のお稽古では、それがとても楽しみだったのを覚えています。

今回買ったおはぎも美味しかったですが、昔食べた先生のおはぎと比べてしまうと、やはり先生のほうが美味しかったな。先生のは餡の灰汁が丁寧にとってあり、さっぱりとした味でした。いつか自分でもチャレンジしてみよう。

これはお店で買ったおはぎです。一個食べるとお腹いっぱい。私の中では「おにぎりの餡包み」。そう考えるとちょっと食欲が減退しますが。。

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2013年9月13日 (金)

長月の季語

明日、先生の所にお稽古に行くにあたり、お稽古用の茶杓の銘をリサーチしています。ここ数日東京では夏が戻って来たかのようですが、お茶では秋の季語を使います。

去年使った使い慣れた季語でも良いのですが、毎年少しでも進歩をしたいので、短時間でも資料に目を通します。そうすると、以外な発見もあり、なかなか楽しいんです。私は季節の設えの事が載っている茶道の本か、俳句の季寄せをさらりと見ます。

季節の「秋」というと9、10、11月。初秋から晩秋まで秋の間使える「秋晴」「秋の野」「秋の色」「秋空」等、意外とたくさんあります。これは他の季節と比べると長い間使える季語が多い季節ですね。

もちろん、各月ごとにふさわしい季語もあります。今回私が探していたのはそんな季語。では10、11月では使えなくて、9月に使えるのは?

それは、「虫」関連の季語です。

最近いつの間にか、夜に蝉が鳴かなくなりましね。そのかわりに秋の虫の声が聞こえ始めています。家の周りはあまり自然がないですが、公園やちょっとした植え込みから、虫の声を耳にすると、暑い気温も忘れる程に涼しげな秋の風がイメージできます。

「虫」関連の季語は

「鈴虫」
「松虫」
「虫籠」
「虫の音」等

俳句の季寄せで調べたら、

「こうろぎ」

も季語として載っています。またの名を「つづれさせ」。漢字で書くと「綴刺せ」。寒さの始まり、冬の着物を用意する時期に鳴くからだそうです。「つづれさせ」って響きがおもしろい。明日は、これを銘にしようかな。

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2013年9月 9日 (月)

花の弟とは?

今日9月9日は重陽の節句です。なぜ「重陽」という名なのだろうかと、思ったらこんな理由が。

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陰陽思想では奇数は「陽」の数。「陽」の数の一番大きい数が9。それが重なる日であるため、「重陽」。(wikipedia)

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私は菊の形をしたお菓子を見かける日くらいの認識しかなかったので、ちょっとした新発見(苦笑)。

この日は菊が咲き始める頃から「菊の節句」とも言われます。
菊の異名には「弟草(おととくさ)」がある事をこの本から知りました。

美人の日本語/山下景子(幻冬舎文庫)
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以前、梅の異名として「花の兄」があることをこのブログで書きました。それを書いていて、「兄があるなら弟もあるのかな?」と思っていたら、この本にその答えが。梅は一年の中で一番早く咲く花であることから「兄」。菊はそれからだいぶ遅れて咲く事から「弟」。

兄や弟等なぜ男性の呼称なのか?と女性の私はちょっとひっかかりました。しかしそれにも答えが。弟は「乙人(おとうと)」から来ていて、男女関係なく若いことを表す言葉だったそうです。

昔は杯に菊の花びらを浮かべて宴を催したそうです。空や風が秋めいて来た今日の様な日に、菊の花を愛でながらそんな宴もしてみたいですね。

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2013年9月 3日 (火)

百人一首を覚えてみる

ちょっと前から、百人一首を暗記するのが家での目標になっています。きっかけは2つの事柄があったからです。

1)大寄せのお茶会で、和歌の事を全然しらなくてちょっと恥ずかしかった。
2)お茶のお稽古で歌を詠む時にそのコツが知りたくなった。

「小中学校で暗記していたら良かった」。と今更後悔しています。そのころまったく興味が無かったので、しょうがないですがね。。学生時代にちゃんと古典の勉強 をされていた方には、ごく当たり前の内容かもしれません。しかし私は真面目にしていなかったので、この年になって知ることが新鮮で、新知識に燃えてます(笑)。

興味が出た時が学び時ということで、アマゾンで朗読音源と解説本を購入。音源はiphoneにいれて出かける時は聞いています。たまに、仕事しながらも。

解説本を読んでいると、歌以外にもお茶の理解に役立つ言葉が色々あって、それがなかなか面白いです。「あの時聞いたこの銘は、この歌枕から来てるんだ!」とか、発見する事がたくさんあります。

歌枕(うたまくら)は古くから歌に詠まれている土地や名所の事です。茶席で良く聞くのはやはり京都・奈良あたりの名所が多いですね。なので、その地方を抜粋します。

場所:歌枕がもつイメージ

宇治山(京都府宇治市):憂(う)し
須磨(兵庫県神戸市須磨区):海士(あま)・わび
住の江(大阪市住吉区近辺の海岸):松・神・波
三室山・龍田川(奈良県生駒郡):紅葉
吉野(奈良県吉野郡):雪・桜
難波江・難波潟(大阪湾の入り江):葦

(暗誦 百人一首/永岡書店)

歌枕は決まった情景を連想させる言葉です。なので、お茶の銘としても使われるんですね。覚えていたらよりお茶会に出席する際に理解が深くなり、楽しくなりそうです。頑張って覚えよう!

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