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2013年11月26日 (火)

亥の月

2013年は11月3日が亥の月の最初の亥の日でした。この日に行事として食べられる「亥の子餅」。11月3日から遅れる事、約3週間。先日のお稽古で亥の子餅を用意しました。亥の月の間は、お菓子屋さんでも取り扱いがあります。

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(亥の子餅/鶴屋吉信)

亥の子餅はさまざまな和菓子屋さんで作っていますが、今年はこれを使いました。黒ごまが餡にまで使われていて、美味しかったです。前に他店のを食べた時は肉桂味でした。

11月はお釜が夏の「風炉」から「炉」に変わる月。このタイミングが亥の月になっているのにも、意味があります。亥は木・火・土・金・水の五行でいうと水。火を移動させる時に、火を水で制して火の災いから守っています。昔はこの日にこたつを出す家庭もあったそう。

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そして、先週の力作!結んだ壷も床の間に飾りました。亥の子餅をいただいて、床の間に飾り壷があると「もう冬がすぐそこだなぁ」と毎年実感します。

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2013年11月20日 (水)

茶壺の紐結び

今年も練習しました。茶壺の紐結び。3本の正絹紐を使って、茶壺を飾ります。

[Before 壷]
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11月の口切りの茶事で使われる飾り壷です。口切りとは、その年の新茶抹茶をいただく行事です。新茶葉を壷に入れて茶事の日に口の封を開け、当日に石臼で引き
抹茶にします。

その新茶葉をいれているのが、この壷です。

紐の結び方は、「真・行・草」と3種あり、それぞれを一本の紐で作っていきます。
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[After 壷]
こんな感じで完成しました。(まだまだ下手ですが。。)

1年に一度だと何年やってもなかなか覚えられません。毎回、完成した結び方の写真を見て、どこに紐を通すかを確認しながら作業しています。これが、知能テストっぽくってなかなか面白いんです。空間感覚を試されている様な感じで。

おちついた焼物の土の質感と、自然な光沢のあざやかな朱色の正絹紐の対比が鮮やかで素敵。この時期じゃなくても飾っていたい気分。

これを考えた人の美的感覚はすごいな。

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2013年11月14日 (木)

嵯峨菊咲きました

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先月緑色の蕾だった、ベランダの嵯峨菊が咲きました。11月の代表的な茶花です。きちんとお世話していなかったのに、咲いてくれてどうもありがとう!

嵯峨菊は花弁が細いのが特徴です。ウチのはもじゃもじゃだけど、それは種類のせい?それとも栄養が足りなかったのかしら?

今年の初夏に苗を先生からいただいて、初めてベランダで咲いてくれました。嬉しかったので、母に切り花として持って帰ってもらいました。今頃お茶室に飾られていると思います。

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2013年11月 8日 (金)

いただいた着物

お茶をしていると、着物を着る機会が多くあります。そして、お茶の先輩から、着物をいただく事もしばしばあります。

先輩方の若い時の着物は、今ではなかなか見かけない柄だったりして、それはそれは楽しいです。

この間いただいたのは、こんな感じ。

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黒地に朱色の唐草模様柄の長羽織。所々に唐草模様の周りを刺繍で縁取りがしてあります。黒い羽織が欲しかったので、嬉しい!

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ちょいオリエンタル風の絣単衣。ワンピースと同じ感覚でお出かけの時に着られそうです。

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大きく色面で分けられた銘仙(?)。所々に虹色の刺繍があります。レトロっぽいのは、着物を着始めた時に憧れたものでした。でも一つも持っていなかった。いただけたので、いまが着時かな?

いただくのはとっても嬉しいですが、「収納問題」が。。
着物8枚、帯4本だったので、いま持ってる着物タンスには入らないのは明らかでした。その為に新たに桐箱やタンスを買っても置くスペースがないし、悩みに悩んで、今回の着物すべて無印のプラスチックケースへ。

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畳紙をすべて外し、三つにたたみ、ケースへ入れました。(奥の窓際にあるケースです。)それだと湿気とたたみ皺が気になるんですよね。なので、湿気には、下にスノコの様なものを用意。そして、全ての重さが下の着物にかからない様に、棚みたいなのをDIYしようかな。湿気やタタミ皺解決はこれから実験してみます。

そんなこんなで、元々洋服をいれていたケース3段の2段分が着物に変わりました。洋服は着なくなったら気軽に捨てられるけど、着物を捨てるのはなかなか決断が出来ないですね。なので、どんどん着物に浸食されていくクローゼットです。

むしろ普段着を着物にしていくのもアリかな。

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2013年11月 1日 (金)

畳の目数とピクセル

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茶室では畳の目数で様々な事が決まっています。そして目数について新しく気がついた事がありました。

まず、なぜ目数が大切なのか。それは、座る場所やお道具の位置を目数を基準にして決めているからです。

お茶室に招待されたお客さん達が正座したときに、すっきりと一直線に膝が揃っているのは、畳の目数を基準にして各自が位置を決めているからです。(なので、それをしらないと自分だけ一直線から外れてしまったりします)

お客さんとして座るときに必要な畳の目数は

一、畳の縁から、十六目のところに膝が来る様に座る
二、座った所、後ろの縁から一目に扇子を置く

の2つです。

一つ目の自分の前に十六目分のスペースは大切です。お辞儀をしたり、お茶碗を置いたりするのに縁にかからないちょうどいい距離が取れます。だいたい20cmくらいのスペースです。

畳は、地域によって大きさが異なります。また、その中でも部屋の大きさによって畳のサイズが違うので、「縁から20cmの距離をとって座る」といった物理的な距離を示すよりも、「十六目のところに座る」のほうが、茶席に一緒になった人たちと膝の位置が合うので、合理的です。

お点前をする時にお道具を置く位置も、「ここから五目に」「縁から一目に」といった畳の目を基準にした位置が決まっています。

そういうお話を、以前私の茶室に来てくださった、ウェブやゲーム等のデジタルデザインをしている方にお話をしたら、

「あ、5ピクセルの位置に置くんですね」

と仰っていました。

確かに!茶室の畳を画像のピクセルに見立てて考えられます。その画像ピクセル位置にどのようにレイアウトするのか、茶室を上から見てフォトショップで作業しているみたい!私がお茶が好きなのは、そういうデザインとの共通点かも。

そんな事を気づかせていただきました。

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